『家族喰い』
- 作者: 小野一光
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2013/10/30
- メディア: 単行本
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コピペではないスピーチ
中学校卒業式に行ってきた。
お洒落な女装
電車の中で、前に立っていた人のバッグがかわいくて思わずじーっと見てた。
アニヤ・ハインドマーチの、たぶんわりと古いラインのショルダーを斜め掛けで後ろに回してたからまじまじ見てると、ついファッションも目に入る。
大きい柄の、ジャケットなのかコートなのか複雑な形の上物に、膝下丈のスカート、厚手のタイツにクラシックなかんじの革靴。降りるときに網棚から下ろしたマリメッコの布バッグにはマフラーなのかざっくりしたニットが見えた。見過ぎですね!
いいかんじのモード感のその人は、すらっと背が高く、男性だった。
わりと女装の人よく見るけど、たぶん男性から見て女性っぽい、つまり女の子ファッション、逆に言えば自分の好きなもの着たい今どきの女子があんまり着ないだろう服、という印象だった。でも今日のその人は、女装的じゃなくて普通に真似したいみたいなお洒落だった。モテ系ではなく、個性的で女子受けしそうな。
男性目線はあんまり気にしてないということなのか。とすると、男性に好かれたいわけではない?女装ってそもそも女になりたいということ?それとも女性の服装が好きということなのか。
どっちでもいいけど、お洒落したいな、という気になったファッションが見れてよかった。
小中時代と、卒業のことなど
先週、小学校時代の友人3人で食事した。何年ぶりよ、20年? 途切れ途切れの年賀状からメール、そしてFacebookになって、それでも2年くらいかけてようやく集まった。人生は長い。
『フード左翼とフード右翼』
これもKindleで。
- 作者: 速水健朗
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2013/12/13
- メディア: 新書
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女性同士、仕事の打合せとか食事にいくとオーガニック、野菜系の店になることが多い。ものすごく多い。これは東京で仕事してる大人の女、という特殊な状態だから?いや、地方に行ってもそういう店に案内されることは増えてる。新しくできたかんじのいいカフェ、というとだいたいオーガニック的な何かはある、と感じる、全国どこでも。
なので、このタイトルは気になったと同時に、少し前のかんじがした。
著者は『ケータイ小説的』以来、切り口とタイトルが抜群にいいですよね。タイトルだけで中身がものすごくピンと来る、『ラーメンと愛国』も『1995年』も。
というわけで『ケータイ〜』以外は読んでおらず、これもなんとなく想像できる気がしたけど読んでみた。だいたい想像通りだった。政治思想と結びつかせるというのは新しくみえるけど、有機=上流、先端的、知的、ファストフード=下流、大衆と、だいたい言われているくくりではある。
著者が取材を重ねて、食べ歩いてだんだんフード左翼的になってきたけど、今のままでは広がらないと考えるのも納得できる。だけどその解決方法は、遺伝子組み換えしかない!というのにえええーっと驚いたわ。それまでせっかく足で取材して、いろいろ発見していたのに、急にその結論に、文献1冊くらいの根拠からですか、と。
遺伝子組み換え反対のお父さんに、生物学専攻の院卒のいとこと一緒に説得を試みたけどだめだった、とあったけど、そこは素直に面白かった。そういうのを読ませてくれれば十分、と思う。