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好きに書いています

コピペではないスピーチ

中学校卒業式に行ってきた。

前書いたみたいに付属中の卒業式だから形だけ、と思ってたけど(上の子のときはそんな気がしたので)、予想外によかった。ごくオーソドックスな式だけど、やっぱり卒業式自体がいいのかも。自分も、自分の子のも、何度も何度も節目にこれがあって、それらが蘇ってくるからか。
卒業生が、混合名簿順に入ってきたのに、座った時は男女分かれててどうしてだろう、と思ってたら最後の合唱のための、パートごとの並びだった。混成四部合唱の「大地讃頌」とか、ずるいわーぐっとくるわー。
 
ひいき目かもしれないけど、卒業生のあいさつが、自分のことばで語っていたのがよかった。入学したのが大震災1ヶ月後。不安を抱えていたなか余震もあり緊張のスタートだったとか。「個人的なことだけど」と前置きして悩んでいた時期毎日先生に毒を吐いて救われたとか。かと思えば先生に贈る言葉に「どうもお疲れさまでした」となぜか上から目線で切り出し、ずっとそのトーンで通して爆笑を誘ったりとか、きかせるスピーチだった。いわゆるひな形のコピペじゃなく、自分の体験から話してるんだな、と。
最後みんなで「学園天国」歌ってたけど、ほんとに天国だったのかもね。よかったね。
 
あまり深く考えてなかったので服も手持ちのもので、あんまりフォーマルすぎるのも違うかと思い、あと卒業式は予想以上に寒いという経験上、スーツではなくパールもせず、ギャルソンのぶわっとしたスカートにかなり厚手のノーカラージャケットの中に長袖Tを着込み、雑貨屋の閉店セールで買ったビーズのネックレスをつけた。ストッキングくらい新しいの買うか、と前日SEIYU閉店間際に急いで買ったのが、ラメっぽいグレーのつもりが思ったより白くて、足下だけ見たら80年代かゴスロリか、みたいになっちゃったけど時間なくてそのまま駆け込んだら、みなさんわりとスーツ...コサージュとかつけてらっしゃる...。白いジャケットにしなくてよかった。
しかし黒スーツが多く生徒も黒い制服だから全体的にダークなトーンで、お祝い感が若干薄い気がした。次は多分ほんとに最後だから、ちょっと何か考えようって気になったわ。