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好きに書いています

『家族喰い』

買ったはいいけどしばらく置いといた本。買おうと決断しても、すぐに読みたいのとそうじゃないのがある。不思議だけど。それで何故昨日急に一気に読んでしまったかわからない。珍しく家族揃っていたからかな。家族喰い――尼崎連続変死事件の真相作者: 小野一…

『フード左翼とフード右翼』

これもKindleで。フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人 (朝日新書)作者: 速水健朗出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2013/12/13メディア: 新書この商品を含むブログ (21件) を見る女性同士、仕事の打合せとか食事にいくとオーガニック、野菜系の…

『ツ、イ、ラ、ク』

kindleの角川セールで購入。 ツ、イ、ラ、ク (角川文庫) 作者: 姫野カオルコ 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2012/10/01 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 完全な食わずぎらいで未読だったけど、一気に読んだ。さすがですね、…

『ひとり出版社「岩田書院」の舞台裏』

1993年からひとりで出版社をしている岩田書院さんの話。ひとり出版社「岩田書院」の舞台裏作者: 岩田博出版社/メーカー: 無明舎出版発売日: 2003/07メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 97回この商品を含むブログ (3件) を見る学術書専門出版社のようでだい…

「穴」

いろんなところに書いてたメモのまとめです。 単行本化早いですねー穴作者: 小山田浩子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/01/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る小山田浩子「穴」読んだ。なんだこれは、と言われそう。 でも、仕事辞め…

『大杉栄伝 永遠のアナキズム』

やっぱりここに書いていくのが便利なので本についてはここにしよう。大杉栄伝: 永遠のアナキズム作者: 栗原康出版社/メーカー: 夜光社発売日: 2013/12/24メディア: 単行本この商品を含むブログを見るたまたま昨年末知り合った著者で、「豚小屋に火を放て」と…

『さようなら、オレンジ』

これは、よかった。久々に、読み終わってしばらくぼーっとした。さようなら、オレンジ (単行本)作者: 岩城けい出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/08/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (12件) を見るえ、Amazonレビューがまだついてないとは。 あ…

「いま、地方で生きるということ」

「働き・生きること」を考察してきた著者に、出版社からこの企画の提案があったのが2010年8月、その後震災を経て、オファーした版元が地方に拠点をつくり、「地方で生きる」を先に実践していた、というまえがきが、いい。20年間も「東京以外に場所を持ちたい…

ヤンキー、三様

「ヤンキー文化論序説」で火がついて、3冊一気読み。たのしー。ヤン魂の片鱗を世の中に見つけるのは大好きですから。ヤンキー文化論序説作者: 五十嵐太郎出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/03/03メディア: 単行本購入: 13人 クリック: 174回この商…

「東京島」

「アラフォー」が流行語大賞になったけど、この本の主人公清子もまさにその世代。 無人島に流れ着いた二十数人の中の、たった一人の女が、46歳。その設定で、その年齢にするところが、桐野夏生の黒さ全開だ。 無人島暮らしのサバイバルでも壮大な冒険でもな…

「奇跡のリンゴ」

生林檎、だからではないが、たまたま手に取り一気に読了。 久々、ノンフィクションで泣いた。 そのおいしさにネットで売り出すと10分で売り切れる「奇跡のリンゴ」。農薬散布が常識とされるリンゴ栽培で、30年かけて完全無農薬での栽培に成功した木村秋則さ…

おひとりさまマガジン

夏の間取材していた「おひとりさまマガジン」が発売になった。上野千鶴子責任編集、文藝春秋臨時増刊です。 上野先生の『おひとりさまの老後』をより具体的に、現実的に、リアルおひとりさまの著名人の声を満載したマガジンである。巻頭特集から「最強!負け…

「論座」最終号

数年前知人が「論座」編集部に行くと聞いて「へーじゃあ姜尚中先生にインタビューしたりするんだ、いーなー」というくらいの知識しかなかったが、その後彼女からもらったりして、ゼロ年代とかロスジェネとかワーキングプアとか盛り上げていたことを知り、資…

『素人の乱』

近所でいちばん大きな書店は、まあたらしい駅ビルの三省堂なんだが、掘り出し物が結構見つかるのが、昔からある路面店の江崎書店。ここで昨日もいいもの見つけました、『素人の乱』。素人の乱、て何、ワーキングプアの社会運動、と思ったら、「1号店」だの「…

中学受験!

ちょうど1年前にはじめた企画が、ようやく刊行しました。 『まるごと体験BOOK 中学受験!』飛鳥新社 一昨年、愚息の中学受験だっため、大変だー、でも知らない世界で面白いー、 と回りに話していたら、結構経験者が回りにいて「じゃあ本にしましょう」ってこ…

『GIANT KILLING』

仕事飲みの席で、最近ちびっこ女子サッカーのコーチアシスタントをしてる、と言ったら、 これ読んだらいいですよー、と貸してもらいました。日本代表にもなったスター選手が、飛び出していった古巣の降格ギリギリのチームの監督になっていろいろ改革していく…

わたしたちに許された特別な時間の終わり

チェルフィッシュ、岡田利規の小説集。 第2回大江健三郎賞受賞作。 受賞作だから、というわけではないが、いやあるが、気になってはいたので購入、即読了。 戯曲を元にした「三月の5日間」と、初の書き下ろし小説「わたしの場所の複数」収録。 「三月の5日間…

加古里子 絵本への道

ある企画を考えて某女子と話していたとき話題が出て、昨年末から猛烈に気になっている人。 それは、加古里子先生。 はい、「だるまちゃんとてんぐちゃん」の、かこさとしです。だるまちゃんシリーズや「からすのパンやさん」のような絵本はもちろん、 伝承遊…

『恋愛小説ふいんき語り』など

仕事本が一段落したので、未読本タワーから一気読み。 『恋愛小説ふいんき語り』浅野一哉、飯田和敏、米光一成 おなじみ旧ゲーム化会議=「ふいんき語り」の第3弾? 女性作家の恋愛小説をゲーム男子が読み解き、ゲーム化を想像。面白さに磨きがかかってます…

息子にあげたもの

13歳の誕生日プレゼントに。「変身」カフカ 「マイ国家」星新一 「黄色い目の魚」佐藤多佳子 「スティル・ライフ」池澤夏樹 「探偵ガリレオ」東野圭吾 「The MANZAI」あさのあつこ 「空の境界」那須きのこ 「このライトノベルがすごい!2007」いろいろとりま…

『有頂天家族』

森見登美彦著。モリミー最高! 狸と天狗と人間の大騒動、もう全部好きだなー。 偽電気ブランとか走る叡山電車とか達磨とか、『夜は短し』ネタもいっぱい。 京都は年に一度くらい行ってて、なんとなく場所が思い浮かんでにやっとするけど 京都人は相当楽しい…

『皇室へのソボクなギモン』

辛酸なめ子・竹田恒泰著 扶桑社皇室ウォッチャー・なめ子氏が、明治天皇の玄孫、旧竹田宮で『語られなかった皇族たちの真実』著者・竹田氏を質問攻めにする、という本。 帯に「皇室の方はジャージを着て外出なされたりするのでしょうか?」などとあるので、 …

『普通の家族がいちばん怖い』

岩村暢子著(新潮社) 以前食卓の調査をしていた人でしょう。 きのうリブロ渋谷店で購入、一気に読む。ほんとうに怖かったよう。 「14歳と18歳の子どもがまだサンタさんを信じてくれててうれしい」「クリスマスは私(母親)がワクワクするから張り切っちゃう…

『涼宮ハルヒの憂鬱』

先日レビューを書いた『今日の早川さん』つながりで出てきた『涼宮ハルヒ』、 子どもと本屋に行き、ライトノベルコーナーで見つけてしまったので買って見る。 変人、超個性的、人嫌い、でも成績優秀で運動神経抜群の、美少女。 あーもう、男子大好きヒロイン…

「生物と無生物のあいだ」など

・「生物と無生物のあいだ」読了。レビューを書く。 しばらく放置していて、後半を一気に読み、結末にちょっと感動してしまった。 どうしたものか、とちょっとぼんやりして、寝てしまいました。 ・「今日の早川さん」「となりの801ちゃん」「暴走老人!」…