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40代チャリティ

雑誌『STORY』、昨日の朝日新聞で一面広告。5月号を値上げ、そのぶんの80円を義援金として認定NPO法人ジェンに寄付するという。

広告によると、今年1月号で「ちょっとだけ人のため、そして自分のため」としたチャリティ特集号を出していたそうだ。1冊につき80円、総額で1000万円をユニセフに寄付、「マダガスカル島の子どもたちのために教室を作る」ことに使われるという。今回の大惨事にあたって「もう一度みんなでチャリティをしませんか?」と呼びかけている。

 『STORY』読者は40代女性。女子大生、OL時代がバブル期で消費を満喫した世代である。まあ自分もそのひとりなわけであるが、そのうえ最近「OL財布事情の近年史」という連載で、80年代以降のOLの消費事情を調査しているので、この世代の若い頃に敏感なのである。
 給料はどんどん上昇、雇用機会均等法で仕事の幅も広がり、あらゆる金融商品で利殖にはげみ、転職、海外留学、3高結婚など選びたい放題だった80年代を過ごした今の40代。
 消費に慣れ親しんで、自分の思うままに生きてきて、今「ちょっとだけ人のため、そして自分のため」のチャリティというのは、とても親和性が高いと思える。リーマンショック以降の長い不景気で消費にも満足できなかったところに、この大震災。海外のセレブリティ、スポーツ選手、文化人が大規模な支援をしている。そこに共感する要素は十分だ。
 バブル世代とか揶揄されることもあるけれど、ここで思う存分支援したらいい。大手を振って消費すればいいと思う。実際自分もこのところ支援物資を“バスプラ”買いしている。正直気持ちいいです。そして、今必要とされてる物資を届ける方法を見つけ、まずはがんがん届けている。over40のみなさん、ぜひ。