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好きに書いています

明日からの「あまちゃん」に向けて、「11人もいる!」5話を思い出して

あまちゃん」当初から気になっていた震災の日がやってきた。
怖い、と思う反面、でもクドカンは、あのときの表現があるから大丈夫、
と思い出すのが「11人もいる!」の第5話。

あのドラマは震災から半年くらいしか経っていなくて、ドラマ、しかもコメディとかで扱うような雰囲気じゃなかったんだよね。
それが、「仙台から一時的に転校して来た」男の子卓郎が、真田家のぽっちゃり女子五月に告白、回りから腫れ物にさわるように扱われている中、五月は邪険にする、みたいな展開で震災が盛り込まれていた。
他の女子が「卓郎君はかわいそうなんだよ」「今は日本がひとつにならなきゃいけないのに」とか言う中、「それとこれは別!」とラブレターをゴミ箱に投げ捨てる、でも気になるから後で拾って家でお母さんやお姉ちゃんにそれとなく意見を聞く、とかかわいい。「絆」とか「がんばろう」の前にある、小学生女子の感情だもんね。
卓郎が五月を好きになったのが「懐かしい感じがする」と言ってたが、お弁当箱についてたキャラクターに似てたから、というのをがれきから出てきたのを見て思い出すとか、伏線もさりげないけど胸を打つ。

というようなことが、きっとあるのだと思う。
水口が春子の事務所の面接にいく前、けじめをつけるってユイに電話して、「また潮騒のメモリーお座敷列車で歌ってもらう。なんなら満員電車でもいい」と言っていたのが、何かのかたちで現れるのでは、と思っています。

あと、「11人もいる!」の真田家長女二子が、若いときの春子役の有村架純だったんですねー