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好きに書いています

『普通の家族がいちばん怖い』

岩村暢子著(新潮社)
以前食卓の調査をしていた人でしょう。
きのうリブロ渋谷店で購入、一気に読む。

ほんとうに怖かったよう。
「14歳と18歳の子どもがまだサンタさんを信じてくれててうれしい」「クリスマスは私(母親)がワクワクするから張り切っちゃうけど(飾りつけとか)、お正月は楽しくないから何もしない」「お正月は子どもがいて好きなことできずイライラする」「実家の父母からお年玉をもらう(子どもにはあげない)」とか、
これでもかというくらい出てくる、主婦のトンデモ発言
薄ら恐ろしいけど、自分も調査対象者と属性は同じなので、
どこかわからなくもない、と思うところがまたおとろしい。

親が何でもやってくれて、勉強とか遊びとか仕事とか、自分のすきなことやってればいい、
という世代が母親になったら、こうなるのは必然。
そして「私は伝統は子どもに伝えていきたいんです」と、
行動は伴わずとも理想は高い、というのもまた、その環境だから身についてしまった、
ということだろう。
さてと、私らはどうすればいいのであろうかのう。


昨日他に買った本:
『有頂天家族』『ヨーガンレールの社員食堂』