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桜ソングが増えたのはいつからか

見頃の先週末は寒かったのに、平日に好天続き、そして風も強くなってひらひら散っていって、もう寂しくなっちゃった今年の桜であった。

先週は桜関連の曲が始終流れていて、そういえば桜のうたって最近増えたよね、いつからだったっけ、という話になった。
そういえば昔、ええと10年前くらいまではそんなになかったんじゃなかったっけ。だいたいバブルの頃って歌どころか、そんなにみんなお花見に行かなかったんじゃなかったか。

「ああ、ナウくなかったの(苦笑)」と、最近バブル時代を妙に面白がる娘に言われたが、確かにそうなんです。花見なんて、オッサンくさいもの、お洒落じゃなかったのかも。

それでほんとに桜の歌がいつ増えてきたのか気になって、調べてみた。さくらの歌ランキング、などを参考にして、わりとポピュラーな歌を年代順にしてみると。


チェリーブラッサム 松田聖子 1981/1
チェリー スピッツ 1996/4
川本真琴 1998/4 31.4

桜の時 aiko 2000/2
桜坂 福山雅治 2000/4
SAKURAドロップス 宇多田ヒカル 2002/5
桜の木の下で つじあやの 2003/2
さくら(独唱) 森山直太朗 2003/3
さくらんぼ 大塚愛 2003/12
河口恭吾 2003/12
桜色舞うころ 中島美嘉 2005/2
サクラ咲ケ 嵐 2005/3
さくら ケツメイシ 2005/2
桜 コブクロ 2005/11
桜の花びらたち AKB48 2006/2 
SAKURA いきものがかり 2006/3
CHE.R.RY YUI 2007/3
10年桜 AKB48 2009/3
桜の栞(Type‐A) AKB48 2010/2
サクラサク 北乃きい 2010/2
桜の木になろう AKB48 2011/2


増えてきたのは2000年以降の模様。しかも2003年以降、急激に増加している。いったい何が原因なのか。
桜の歌が出るのは春の始めの2,3月だから、前の年の世相が影響していると考えられる。急増した2003年の前年、2002年はFIFAワールドカップで、日本中がプチナショナリズムにあふれた年。2005、2006年も増えているが、2004年は新潟中越地震スマトラ島沖地震など自然災害が多発し、2005年に愛地球博があった。
その後日本は不安要素が多くなり、AKB48が毎年のように桜ソングを出しているのも、わかる気がする。
今年も来年もその後しばらくも、この状況は続いていくんだろうな。