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岡本夏生のマネーヒストリーが面白い

最近の「日経WOMAN」はお金の話ばっかりで資料としてすごい参考にしていますが、10月号の大特集「一生お金に困らない!貯め方&備え方」もすごかった。貯金テクやら家計診断やら投資方法やらてんこ盛り。マネー情報とかはまあいいんだけど、面白いのはやっぱり読者の登場するページ。とうとう日本だけじゃなく世界にも目を向けた「10カ国の働き女子に収入&家計簿聞いちゃいました!」とか、やってくれますねー。

しかし、いちばんだったのは「岡本夏生さんの波瀾万丈マネーヒストリー」。
将来のお金に不安を持ってる女子に対し、

バカ言ってんじゃないわよ! 思えば、バブル時代の稼ぎまくりの生活から、収入ゼロ円生活の潜伏期間まで…こんな両極端な人生を経験した人、私のほかにいたら教えてほしいわ(笑)

ちまちましたマネー記事の中で異彩を放ってます。
年収2億円の頃、海外旅行で2000万円買物したとか都内に億ション買ったとか、その後10年近く仕事がなくなり収入ゼロだったとか、それだけなら“おもしろい話”だけなんだけど、要所要所でお金の使い方や金銭感覚をがらっと変えてるところが、興味深い。

働いてる割にギャラが少ないなと思って事務所をやめて独立、ローンの利息払い続けていいのかと思って繰り上げ返済、それを気に節約生活に入り、マネージャーなしタクシーも乗らずで衣装やメイク道具を20キロ近くあるスーツケースで運ぶとか、請求書を持ち歩いてその場で書いて出すとか、マジ潔いですぜ。

震災2〜3日後に「子どももペットもいないひとり身の私が、こういうとき身軽に動かなくてどうするのって」巣鴨で下着と靴下を1500枚ずつ買って持って行った、というスピード感。

もし冬の時代が再来したら、節約できるところを一から見直す作業がしたい。(略)どんな時代が到来しても、ゴキブリ並みの生命力で生き抜く覚悟よ!

前向きですね!